この度、電動昇降式デスクで有名なFlexiSpot EJ2 2.0 (竹天板セット)を購入しました。
EJ2は、2モーター搭載で昇降速度が38mm/sと比較的速めなモデルです。ロック機能や衝突検知を搭載し、子供がいる家庭やモノの多い部屋でも安全に使用できます。
また、簡易組み立てモデルに120×60cmの竹天板がセットになっており、組み立ては楽ちんです。
そんなわけで本記事では、FlexiSpot EJ2 竹天板セットのレビューを行っていきます。
天板付きの電動昇降式デスクを探している方は是非最後までお付き合いください。
FlexiSpot EJ2の仕様
まず、FlexiSpot EJ2 竹天板セットの仕様についてまとめていきます。
FlexiSpotより発売されている中価格帯の電動昇降式デスクで、Amazonにて50,800円で販売されています。
EJ2には従来モデルの1.0と簡易組立モデルの2.0が存在しますが、2022年3月現在Amazonで販売されているものは2.0となっています。
FlexiSpot(フレキシスポット)は2016年設立、主に人間工学に基づいたデスクを販売しているアメリカのメーカーです。
特徴
FlexiSpot EJ2の特徴を以下にまとめました。
- 基本情報
昇降範囲:69-118cm、耐荷重:100kg - 簡易組立モデル
簡易組立に対応し、DIYが苦手でも簡単に設営可能 - メモリー機能
使用する高さを記憶させ、ワンタッチで高さの変更が可能 - ロック機能
誤タッチを防止、子供がいる家庭でも安心して使用可能 - 衝突検知機能
モノにぶつかると昇降は自動で停止し、事故を防止 - デュアルモーター
2つのモーターを搭載し、38mm/sの昇降速度で動作 - フルタッチパネル
コントローラーは手触りの良いタッチパネル
私が購入した商品は、EJ2の足に竹天板がセットになったものです。
天板は120×60×1.9cmのサイズで、単品だと17,600円で販売されています。
セットで購入すると安いよ!
他モデルと比較
FlexiSpotでは数種類の電動昇降式デスクを販売しており、ここではFlexiSpot製の他2つのモデル(足のみ)を比較してみました。
商品名 | EJ2 | EF1 | E7 |
Amazon価格 | 38,500円 | 28,600円 | 51,700円 |
評価 (レビュー数) | ★4.4(151) | ★4.5(495) | ★4.6(440) |
昇降速度 | 38mm/s | 25mm/s | 38mm/s |
昇降範囲 | 69-118cm | 71-121cm | 58-123cm |
耐荷重 | 100kg | 70kg | 125kg |
パネルタイプ | タッチ | 押し | タッチ |
機能 | メモリ・衝突検知・ロック機能 | メモリ・衝突検知 | メモリ・衝突検知・ロック機能 |
EJ2の特徴は多機能で且つ昇降速度が速いことで、FlexiSpotの中では中価格帯モデルです。
なお、とにかく安く抑えたい方にはEF1、身長が低めで天板を十分に下げたい方にはE7がおすすめです。
詳しくは調べてな〜!
FlexiSpot EJ2の開封・組み立て
FlexiSpot EJ2の概要がわかったところで、開封・組み立ての様子をご紹介します。
FlexiSpot EJ2の開封
AmazonでFLEXISPOT EJ2の竹天板セットが届いたので開封していきます。
箱は足の重さが約30kg、天板が約10kgと、足の箱が非常に重いので運ぶときは注意が必要です。
セットで注文したけど別々の梱包なんだね!
FlexiSpot EJ2
まずはかなり重たい足の箱から開封していきます。
中には大きな6つのパーツとコントローラ、ネジなどの付属品、説明書が同封されていました。
付属品には六角レンチ2種とネジ2種、コードを固定するための部品がありました。
FlexiSpot 竹天板
天板はかなり明るめの茶色で、部屋の雰囲気を明るくしてくれそうです。
サイズは長さ120cm、幅60cm、厚さ1.9cmであり、重さは10kg程度なので1人で運搬可能です。
天板には予めネジ用の穴が開けられていました。
別途天板を用意する場合は自分でネジ穴を開ける必要があるので、穴が開けられているのはありがたいです。
FlexiSpot EJ2の組み立て
さて、箱から開封したところで続いては実際に組み立てていきましょう。
まず初めに、折り畳まれたフレームを展開していきます。両端にあるネジ部がカチッとはまればOKです。
このメイン部にモーターが内蔵されており、かなり重たいので十分に注意しましょう。
サポートフレームを展開したフレームに装着します。
十分に奥まで挿入したらフレームの4隅にあるネジを付属の六角レンチで締めて固定します。
フレーム中央部に固定されているネジ8つを緩めてビームを伸ばします。
天板のサイズに合わせてビームを伸ばしますが、まだネジを固定する必要はありません。
また、ビームを十分に伸ばすと隠れていたネジが4つフレームに現れます。
ビームを伸ばした際にここのネジ穴を締めるのを忘れないようにしましょう。
ここのネジ穴が説明書では分かりにくかった….
フレームにデスク足を乗せ、片側4ヶ所をネジで固定していきます。
使用開始後は足裏のネジの締め付けは難しいため、締め忘れがないように十分に注意しましょう。
組み立てたフレームを天板に取り付けるために、天板の裏側に乗せます。
天板に予めネジ穴が空いている場合は、両側のサポートフレームの穴の位置が一致するようにビームを調整しながら設置しましょう。
設置が完了したらネジとプラスドライバーを使って計12ヶ所のネジを固定していきます。
なお、セットの天板について、サポートフレーム位置のネジ穴は空いていますが、中央4箇所のネジ穴は開けられておりません。
別途電動ドライバーを用意してネジ穴を開けることで組み立ては非常に簡単になります。
僕は手動で行いましたがかなり疲れました…
天板と脚を固定したら写真の外側4つのネジを締めてビームを固定します。
セットの竹天板の場合、およそ1.9cm伸ばすとサポートフレームと天板のネジ穴が一致しました。
コントローラーを天板に取り付けます。
実際に使用する時をイメージして、コントローラーを好きな位置にネジ2つを使って固定します。
セットの天板の場合、左右にネジ穴が開いているのでどちらかを選びましょう。
両側のモーター、コントローラー、電源の計4本のケーブルをコントロールパネルに接続します。
このとき、付属のケーブルクリップを使うことでコンパクトに収納することができます。
ケーブルを接続したら、ケーブルカバーをフレーム中央4箇所のネジで固定します。
電源ケーブルとコントローラー用のケーブルは横側から出しておきます。
全てを天板に固定したら、デスクをひっくり返して完成です。
なお、総重量は約30kgにも及ぶのでひっくり返すときは十分に注意が必要です。
傷防止用のマットを広げてスライドさせながらデスクを転がすようにすれば1人でもできましたが、2人以上で作業すると安心です。
所要時間は1時間
上記の工程を1人で行った結果、開封から完成までの所要時間はおよそ1時間でした。
E J2 2.0は簡易組立モデルなので他モデルと比較して組み立て時間は短い方です。
また、ネジが多いことや力が必要なことを考慮すると、2人以上なら30分程度での組み立ても可能だと思います。
【補足1】天板の最低高さ
設置してみて気がついたことは、最低高さが71.5cmだったことです。
足の仕様には69cmと書いてありますが、コントローラーの表示は天板厚さを含めた71.5cmとなっておりました。
特に設定は行っていないため、天板の厚さ次第で実際の高さと表示が異なるので注意が必要です。
【補足2】傷防止にデスクマット
デスクの総重量は30kg、PCやモニターを設置するとさらに重くなり、フローリングが傷つくことが懸念されます。
そこでデスクマットを床に敷き、フローリングを保護しています。マットがあればデスクの移動も楽ちんです。
チェアのキャスターでもかなり傷がつくので、賃貸物件であればデスクマットを使用することをおすすめします。
FlexiSpot EJ2のおすすめポイント
ここからは、FlexiSpot EJ2 竹天板セットを使用してみてよかった点をまとめていきます。
- 昇降機能/速度が最高
- 身長170cm以上なら高さは十分
- 衝突検知機能で安心して使用
- ロック機能で誤操作を防止
- 竹天板の質感が良い
昇降機能/速度が最高
EJ2に限りませんが、電動昇降式デスクのおすすめポイントはなんと言っても昇降機能です。
EJ2は天板をつけた状態で121cmまで38/mm上げることが可能で、座位⇄立位の調整は大体15秒で完了します。
ちなみに身長173cmで115cmの高さで使ってる!
仕事で使用していますが、午後眠くなった時間に立って作業することで集中することができます。
また、座り続けることがないので身体にかかる負担を軽減することができます。
おうちでの作業時間が長く、身体を労わりながら長時間集中して作業を行い方に非常におすすめです。
身長170cm以上なら高さは十分
身長173cmの私からすると、昇降幅69-118cmの最低高さは十分です。
上位モデルに最低高さが58cmのE7がありますが、身長170cm以上であればそれほど低くなくても問題はありません。
75cmの高さで使用しておりますが、これ以上低くすると椅子のアームレストと足やコントローラーが干渉してしまいます。
仮にこれ以上低い位置に下げられたとしても使用する機会はなく、E7よりも約1.5万円安いモデルのEJ2を購入してよかったと感じています。
衝突検知機能で安心して使用
EJ2には4段階の衝突検知機能が搭載されており、安心して使用することができます。
オフ・低感度・中感度・高感度で切り替えられ、自分の環境に応じて設定することができます。
僕はとりあえず高感度に設定!
衝突検知機能は不慮の事故を防ぐことができ、デスク周りに物が多いという方には非常におすすめな機能です。
ロック機能で誤操作を防止
EJ2にはロック機能が搭載されており、誤操作による事故を防ぎます。
コントローラーがタッチパネルであるため、不意に身体が接触したり子供が触ったりすることで簡単に動作してしまいます。
そこでロック機能を使用することで、昇降機能を完全に停止することができます。
竹天板の質感が良い
セットの竹天板の質感と色が非常に良いです。
表面がしっかりと整えられているので肌触りが良く、明るい色なので部屋の綺麗感が増します。
角も軽く丸められているので、身体の怪我や天板の傷などを防止してくれそうです。
FlexiSpot EJ2の懸念点
続いてFlexiSpot EJ2 竹天板セットを使用してみて気になった点についてまとめます。
- 配線の工夫が必要
- 机としては高級
配線の工夫が必要
電動昇降式デスクは、天板を上げた際にも余裕を持った配線にする必要があります。
そのため、気にせずに設置すると天板を下げた際に配線が非常にゴチャゴチャします。
配線をスッキリさせるために、別途ケーブルカバーやケーブルトレイを利用する必要がありそうです。
後日100均の道具で試してみます!
机としては高級
ただの机と考えると、天板セットで約5万円という価格は非常に高いと感じます。
昇降機能がなければ同サイズの机は約1万円で購入でき、さらに軽いので組立や移動も簡単です。
立って作業するために4万円と労力を払うかどうか、使用者の価値観で変わってきそうですね。
と言っても僕は後悔していません!!
さいごに|天板付きで高性能なデスクはEJ2がおすすめ!
以上、こちらの記事ではFLEXISPOTの『 EJ2 竹天板セット』のレビューを行ってきました。
特徴を考慮すると、EJ2 天板セットをおすすめできる人/できない人は以下の通りです。
EJ2はデュアルモーターとロック・衝突検知機能を搭載し、安全で快適に使用できる最高の電動昇降式デスクでした。
また、セットの竹天板の質が良く、さらには組立も男1人で簡単に行うことができました。
FLEXISPOT EJ2 竹天板セットが気になった方は是非チェックしてみてくださいね!ありがとうございました!