『イップス』ってという言葉を聞いたことはありますか?イップスを知らない方はかなり多いと思います。
僕、高校時代はテニス部に所属してたのですが高2の時にイップスで苦しみました。こちらの記事ではそんな僕のイップスの体験談についてご紹介しています。
◆次の方におすすめの記事です。
- 現在イップスに苦しんでいる方
- イップスのことを知らない方
イップスに悩んでいる方に少しでも役立ててもらえれば幸いです。
『イップス』とは?
イップスとは…
精神的な理由からスポーツなどおいていつも行っているある動作ができなくなる症状のこと
テニスの他には、野球やゴルフなどのスポーツにおいて発症しやすいようです。テニスではスイングが、野球では投球が急にできなくなります。
プロ野球選手では、イチロー選手や藤浪選手がイップスを経験したと言われています。
治療法はなく、治るかどうかは自分次第と言われています。また、治療には長い時間がかかるとされています。
イップス発症の経験談
僕は高校2年生の秋の新人戦の個人戦ダブルスの試合中、急にイップスが発症しました。症状として、フォアハンドの打ち方が急にわからなくなりました。
両手で打つバックハンドは普通に打てたのですが…。
試合中フォアハンドではボールをコート内に収めることができませんでした。ひどい時はフェンス外に飛ばすような球を打ってしましました。
試合はバックハンドに回り込んだり、ペアにサポートしてもらいました。しかし、試合内容はひどく、負けてしまいました。
その後もイップスが治ることはなく、フォアハンドの打ち方がわからないままでした。
イップスに関して理解している人は少ないため、テニススクールのコーチに相談できずに1人で抱え込み、スランプに陥りました。
また、フォアハンドは僕の武器でもあったのでひどく落ち込みました。
イップスの原因は精神的なものと言われています。自分の場合は打つときのフォームを頭の中で考えすぎたことにより、発症したと考えられます。
ちなみに今現在もイップスは治っていません。
イップスに対して行った対処法
結果から申し上げますと…完全にはイップスを克服できませんでしたが、フォアハンドは打てるようになりました。
ここからは専門的な話になるので、読み飛ばしてもらって大丈夫です。
対処法として行ったのは、フォアハンドのグリップの持ち方の変更です。
中学時代に軟式テニスをやっていたので、厚めのウエスタングリップで握っていましたが、イップス発症後はさらに厚くしてエクストリームウエスタングリップに変えました。
打てるグリップに変えたのではなく、グリップを変えて一から練習しました。そこからは必死にそのグリップでのフォアハンドを練習しました。
その結果、なんとか次の大会までにはスランプを脱却しました。
今現在イップスに苦しんでいる方は、動作に変化を加えることをおすすめします。絶対的な解決策とは言えませんがもしかしたら何か変化が生まれるかもしれません。
僕は大学に入ってからも部活でテニスを続けようと思ってましたが、受験期間にイップスが再度悪化し、イップスともう向き合いたくないと感じたのでサークルを選びました笑
まとめ
以上、僕がテニスプレイヤーとしてイップスになった経験のお話です。
今イップスに苦しんでいるにこの記事が役に立つことを祈っています。また、イップスを知らない方がこの記事でイップスを知ってもらえたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。