イヤーカフ型イヤホンって気になるけど、音質はどうなの?ちゃんとフィットするの?と思っている方も多いのではないでしょうか。
カナル型に疲れてきた方や、外の音を遮断したくない方からじわじわ注目を集めているスタイルですが、実際に使ってみないとわからないことも多いですよね。
今回はそんなイヤーカフ型イヤホンの中でもコスパが話題のSOUNDPEATS「UU2」を試してみたので、レビューしていきます。
SOUNDPEATS UU2 の基本情報・外観
基本情報
SOUNDPEATS UU2 の基本的な仕様・スペックです。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ドライバー | 12mm デュアルマグネット(チタンコーティング) |
| Bluetooth バージョン | 6.0 |
| 対応コーデック | AAC / SBC / LDAC |
| 対応プロファイル | HSP / HFP / A2DP / AVRCP |
| 通信範囲 | 約10m |
| 再生時間 | 最大10時間(イヤホン単体)/ 最大42時間(ケース併用) |
| 急速充電 | 10分充電で約2時間再生 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| バッテリー容量 | 50mAh × 2(イヤホン)/ 500mAh(ケース) |
| 防水性能 | IPX5 |
| 重量 | 約5g(片耳)/ 約47g(ケース+両耳) |
| マルチポイント | 対応(最大2台 ※LDACとの同時使用不可) |
| アプリ | SOUNDPEATS(iOS / Android 対応) |
| カラー | ブラック / ブルー / ベージュ |
パッケージと同梱物
同梱物は充電ケースに収まった本体、USB Type-Cケーブル、クイックスタートガイドです。シンプルな構成で必要なものは揃っています。

カラーと質感
カラーはブラック・ブルー・ベージュの3種類。今回はブラックをレビューしています。
ケース表面には「UV nano-excimerスキンフィールコーティング」という加工が施されており、サラサラしたマット質感です。指紋や皮脂が付きにくく、1週間使っても目立つ汚れはほぼありませんでした。

ブリッジの設計
ブリッジには超極細ニッケルチタン合金が使われています。見た目にも細く、装着時の違和感が少ないです。Uブリッジ設計により前モデル比で圧力が軽減されているとのことで、実際に最初は「これで外れないの?」と思うほど軽い装着感でした。

左右不問設計
ケースから取り出すと自動で左右を判別して設定してくれます。「どっちが左耳用だっけ?」と毎回確認しなくて済むので地味に便利です。

音質レビュー
チタンコーティング12mmデュアルマグネットダイナミックドライバーを搭載している本製品の音質を確認します。

デフォルト設定での印象
イヤーカフ型に過度な期待をしていなかったこともあり、最初の音出しは驚きました。低音の量感がしっかりあるのです。耳を塞がない開放型という制約のなかで、予想以上に音質が良かったです。
中音域もきちんと出ており、ボーカルの存在感もあります。高音域も解像度高くクリアに聞こえます。
DynamicEQ ON の場合
アプリから「DynamicEQ」をオンにすると低音の量感と迫力がさらに増します。ヒップホップ・EDM・ポップスなどビートが重要なジャンルではこちらの方が映えます。ただ中高音がやや引っ込む感覚もあるので、バランス重視の方はオフの方が合うかもしれません。

LDAC接続の場合(Android向け)
UU2はLDAC(最大990kbps)に対応しています。AndroidスマートフォンでLDACをオンにすると音のキメ細かさが上がり、中高音の解像感が改善されます。
ただしLDAC使用時はバッテリー消費が大きくなる上に、マルチポイントとの同時使用もできません。音質重視か利便性重視かで使い分けが必要です。
iPhoneはLDACに非対応なのでAACでの接続になります。
装着感レビュー
続いてイヤーカフ型として重視したい装着感を確認します。

軽さとホールド感
片耳約5gという軽さで、装着した瞬間に「想像以上に軽い」と感じました。Uブリッジのバネ感がしっかりグリップするので、頭を振っても外れません。それでいて締め付け感がないので、通常のカナル型イヤホンより長時間つけていられます。4〜5時間連続で装着しても痛みや違和感はほぼありませんでした。
ウォーキングはもちろん、ランニング中もずれませんでした。耳を塞がない開放型なので外音が聞こえる状態を保てるため、走りながら使っても安全です。
眼鏡・マスクとの干渉
眼鏡・マスク・イヤリングのいずれとも干渉しませんでした。完全密閉型のイヤホンは眼鏡のツルと干渉することが多いですが、UU2はブリッジが耳介に巻きつく設計なので問題ありません。眼鏡ユーザーには特におすすめできるポイントです。
操作性レビュー

物理ボタン採用
タッチ操作ではなく物理ボタンを採用しています。イヤーカフ型はつけ直しの際に誤操作が発生しやすいですが、物理ボタンなら意図的に押さない限りミスが起きません。これは日常使いで地味に助かります。
操作一覧
| 操作 | 機能 |
|---|---|
| シングルタップ(左) | 音量ダウン |
| シングルタップ(右) | 音量アップ |
| ダブルタップ | 再生 / 一時停止 |
| トリプルタップ | 音声アシスタント起動 |
| 長押し(1.5秒) | 曲送り |
ボタン割り当てはアプリからカスタマイズ可能です。押し心地はしっかりしたクリック感があり、押した・押していないの境界が明確です。

マイク性能レビュー
通話や会議での使用も試してみました。

マイク性能は及第点か
マイクにはAI通話ノイズキャンセリングとデュアルマイクが搭載されており、通話中の周囲ノイズを低減する設計です。また、特許出願中の独自技術「SOUNDPEATS AeroVoice」により、風切り音を一般的なイヤホン比で25%低減しているとのことです。
実際に通話や会議で使ってみると、静かな室内であれば問題なくやり取りできます。
ただし、屋外や騒がしい場所では相手側に聞き取りにくさを感じさせてしまうケースもありました。技術的なアドバンテージはありつつも、開放型という構造上の特性もあり、通話品質をシビアに求める環境では過信しすぎない方がよさそうです。
バッテリー・充電性能レビュー
続いてバッテリー持ちや充電性能についてレビューしていきます。


バッテリー持ち
- 本体単体:最大10時間
- ケース込み:最大42時間
使い方にもよりますが、1日6時間使用しても1週間は充電をせずに使用できるレベルのバッテリー量です。
急速充電
10分の充電で約2時間再生できます。出かける前に充電し忘れても、支度をしている10分間だけ充電すれば外出中は使えるので助かります。本体のフル充電は約1.5時間、ケースは約2時間です。
充電方法
充電端子はUSB Type-Cのみで、ワイヤレス充電には非対応です。充電端子はケース裏側下部に設置されており、充電中にケースが傾きやすい点はちょっと惜しいポイントです。
接続性・多機能レビュー

Bluetooth 6.0
最新規格Bluetooth 6.0採用で、接続の安定性が高いです。実使用で接続が途切れるケースはほぼありませんでした。通信範囲約10mという仕様通り、別室に置いたスマートフォンとも安定して接続できていました。
マルチポイント接続
スマートフォン・PC・タブレットなど2台のデバイスに同時接続できるので、デバイスを複数使う方には便利です。ただしLDAC使用時はマルチポイントが無効になるので、どちらを優先するか選ぶ必要があります。
空間オーディオ・プライバシーモード
空間オーディオ機能はミュージックモードとムービーモードを切り替えられます。映像コンテンツを視聴する際に立体的な音場を演出してくれます。
プライバシーモードは音漏れを低減してくれますが、その分音量感もやや抑えられる印象でした。
SOUNDPEATSアプリについて

iOS・Android両対応で、主な機能は以下の通りです。
- 8バンドカスタムEQ
- パーソナライズドEQ(自動で耳の特性に合わせたEQを生成)
- EQプリセット12種類(Bass Boost / Pop / Rock / Classical / Vocal など)
- ボタン割り当てカスタマイズ
- 空間オーディオ・DynamicEQ・プライバシーモードの切り替え
- ファームウェアアップデート
UIは日本語対応で直感的に操作できます。7,000円台でここまでアプリが充実しているのは正直驚きました。
前モデル「UU」との比較
| 項目 | UU(前モデル) | UU2(現行) |
|---|---|---|
| 価格 | 6,180円 | 7,280円 |
| Bluetooth | 5.4 | 6.0 |
| コーデック | AAC / SBC | LDAC / AAC / SBC |
| 単体再生時間 | 最大8時間 | 最大10時間 |
| ケース込み再生時間 | 最大30時間 | 最大42時間 |
| 防水規格 | IPX5 | IPX5 |
+1,000円でLDACとBluetooth 6.0が手に入り、バッテリーも伸びています。前モデルから移行を検討しているならアップグレードの価値は十分あります。
まとめ
使ってみて感じたのは、「イヤーカフ型なのに音がちゃんとしている」という驚きでした。開放型ならではの聴き疲れしにくさはそのままに、低音の量感もしっかり確保されています。
良かった点
- 7,280円でLDAC・Bluetooth 6.0・42時間バッテリーが揃うコスパの高さ
- イヤーカフ型とは思えない低音の量感(DynamicEQ ONでさらに迫力が出る)
- 物理ボタンで誤操作がない
- 片耳5gの軽さで長時間装着しても疲れにくい
- 眼鏡・マスクと干渉しない
- 指紋・汚れに強いコーティング
- 急速充電対応(10分で2時間分)
気になった点
- ワイヤレス充電非対応
- LDACとマルチポイントの同時使用不可
- iPhoneではLDACが使えない(AACのみ)
- 開放型なので騒がしい場所では音量を上げる必要がある
- 環境によっては通話品質に差が出る場合がある
7,280円でここまで揃っているなら、コスパ的には文句なしです。「耳を塞ぎたくないけど音楽もちゃんと楽しみたい」という方には自信を持っておすすめできます。
