「アンテロープキャニオンに行きたいけど、アッパーとロウワーどっちがいいの?キャニオンXって何?」
グランドサークル旅行を計画していると、こんな疑問が出てきますよね。実は、アンテロープキャニオンには3つのエリアがあり、それぞれ景観・料金・混雑度が大きく異なります。
私は2025年6月のグランドサークル旅行でキャニオンX(Canyon X)ツアーに参加しました。「穴場」と聞いて選んだのですが、結果は期待をはるかに超える絶景体験でした。
この記事では、3エリアの違いを比較表でわかりやすく整理しつつ、私のキャニオンX実体験レポートを詳しくお伝えします。どのエリアを選ぶべきか悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
アンテロープキャニオンとは
アンテロープキャニオンは、アメリカ・アリゾナ州ページ(Page)近郊にある世界的に有名なスロットキャニオンです。長い年月をかけた水の浸食と風化によって形成された岩の回廊は、オレンジ・赤・紫に輝く幻想的な造形が特徴。インスタグラムやSNSで見かける、あの砂漠の光景そのものです。
ナバホ族の土地だからツアー必須
アンテロープキャニオンはナバホ族居留地の内部にあります。そのため、ナバホ族ガイド付きのツアーへの参加が法的に必須です。個人での立ち入りはできません。
これはエリアを問わず共通のルールで、アッパー・ロウワー・キャニオンXすべてに適用されます。ツアーを予約する際は必ずガイド付きのものを選びましょう。
ラスベガスからのアクセス
- 所要時間:車で約4時間50分
- グランドサークル旅行の定番スポットで、ホースシューベンドとの同日訪問が一般的
私もグランドサークル旅行3日目に、キャニオンXとホースシューベンドを同日で回りました。詳しい旅程は旅行記もあわせてご覧ください。
アッパー・ロウワー・キャニオンXの違いを比
まず、3エリアの違いを一覧で把握しておきましょう。
| アッパー | ロウワー | キャニオンX | |
|---|---|---|---|
| 形状 | A字型(地上レベル) | V字型(地下・階段あり) | A字型+V字型の2セクション |
| 全長 | 約200m | 約400m | 約1.6km(往復) |
| 料金目安 | $93〜$150 | $50〜$63 | $47〜$62+パーミット |
| 混雑度 | 非常に多い | 最も多い | 少ない(穴場) |
| 予約難易度 | 数ヶ月前から必要 | 1週間前〜推奨 | 数日前でも可 |
| 光のビーム | あり(5〜9月昼) | なし | なし(青・紫色の光) |
| 運営会社数 | 5社 | 2社 | 1社(Taadidiin Tours) |
| 三脚 | フォトツアーのみ | 不可 | 標準ツアーでも可(要確認) |
アッパー(Upper Antelope Canyon)
アンテロープキャニオンの中で最も有名なエリアです。地上レベルを歩く構造(A字型)なので、バリアフリーに近く歩きやすいのが特徴。
最大の魅力は夏季正午に見られる「光のビーム(光芒)」ですが、その人気ゆえに非常に混雑しています。ガイドに急かされながら列に並んで歩く形式になることも多く、「思ったよりゆっくり見られなかった」という声も聞きます。料金も3エリア中で最も高く、人気時間帯は$120〜を超えることもあります。
ロウワー(Lower Antelope Canyon)
V字型のスロットキャニオンで、地面の裂け目から階段やハシゴで下降するのが特徴的な体験です。全長はアッパーの2倍ほどあり、曲がりくねった岩肌の美しさはアッパーに引けをとりません。
ただし、3エリア中で混雑が最も激しいとも言われています。大きなチャンバーで複数のツアーが同時に進行するため、撮影しにくい状況になることも。バッグや動画撮影も原則不可です。
キャニオンX(Canyon X / Antelope Canyon X)
3エリアの中で最も観光客が少ない「穴場」エリアです。A字型とV字型の2つのセクションを歩くため、撮影できる岩肌のバリエーションが豊富。歩行距離も3エリア中で最も長く、見ごたえ十分です。
料金は最安で、直前でも予約が取りやすいのも大きなメリット。私が選んだ理由もまさにこれでした。
光のビーム(光芒)とは?見られる条件
SNSで話題になる、岩の隙間から差し込む光の柱が「光のビーム(光芒)」です。
光のビームが見られる条件
- エリア:アッパーのみ(ロウワー・キャニオンXでは見られない)
- 時期:4月〜10月。ベストは5〜9月
- 時間帯:正午前後(11:00〜13:30)
- 天候:晴れが必要(曇りや雨天時はほぼ見られない)
光のビームを見たいなら、5〜9月の正午時間帯のアッパーツアーを選ぶのが鉄則です。この時間帯はチケット料金も高くなり($120〜)、予約も数ヶ月前に埋まることがあります。
キャニオンXの光について
キャニオンXには「光のビーム」はありませんが、岩の隙間から差し込む青・紫色の光が独特の幻想的な雰囲気を作り出します。午後2時前までこの光が見られるとされており、光そのものを楽しみたいなら十分な体験ができます。
私が訪れた6月の午前10時台〜12時台も、岩肌に差し込む光が非常に美しく、「ビームではないけれど、これはこれで最高だ」と感じました。
キャニオンXを選んだ理由と実体験レポート
なぜキャニオンXを選んだか
アッパーとロウワーも魅力的でしたが、私がキャニオンXを選んだ主な理由は以下の3つです。
- 直前でも予約できた:グランドサークルの旅程が確定したのが出発ギリギリで、アッパーはすでに満席でした
- 混雑が少ない:「自分のペースでゆっくり写真を撮りたい」という希望に合っていた
- コスパが高い:3エリア中で最安のツアー料金
結果として、この選択は大正解でした。
実体験レポート(2025年6月)
訪問日:2025年6月(グランドサークル3日目)
ツアー時間:10:20〜12:00(標準ツアー 約1.5時間)
同日訪問:キャニオンX終了後、ホースシューベンドへ移動(12:30頃到着)
ツアーオフィスで受け付けを済ませると、ガイドと一緒に4WD車でキャニオンの入口まで移動します。砂漠のオフロードを走る時点でもうテンションが上がります。

キャニオン内に入ると、まずA字型セクションから始まります。アッパーのような地上型のスロットキャニオンで、頭上に岩が覆い被さるような回廊を歩きます。朝の光が差し込む角度と岩肌の色が組み合わさって、オレンジ・赤・金色のグラデーションが息をのむほど美しかったです。

続いてV字型セクションへ。こちらはロウワーと同じ地下型の構造ですが、ロウワーより人が少ないためゆったりと歩けます。狭い岩の割れ目を抜けながら、上から差し込む青白い光の中に立ったときは、思わず「すごい…」とつぶやいてしまいました。

ガイドが英語で地質や歴史を説明してくれるので、英語が得意でなくても写真を撮りながらついていくだけで十分楽しめます。実際、英語があまり話せない私でもまったく問題ありませんでした。
歩行距離は往復で約1.6km。平坦な部分がほとんどですが、砂地や岩場もあるのでスニーカー以上の歩きやすい靴を推奨します。アッパー・ロウワーと異なり、急な階段やハシゴがないのも個人的にはポイントが高かったです。
料金は安く、混雑は少なく、歩ける距離は最長。 「コスパ最強」のアンテロープキャニオン体験でした。
キャニオンX後は車でホースシューベンドへ移動。アンテロープキャニオンから約15分の距離です。この2スポットの同日訪問は定番コースでおすすめです。詳しくはグランドサークル旅行記をご覧ください。
ホースシューベンドと同日訪問するモデルコース
アンテロープキャニオンとホースシューベンドは車で約15分の距離にあり、同日訪問が鉄板コースです。
モデルコース(キャニオンX+ホースシューベンド)
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 10:20 | キャニオンXツアー開始 |
| 12:00 | キャニオンXツアー終了 |
| 12:15 | 車でホースシューベンドへ移動(約15分) |
| 12:30〜13:30 | ホースシューベンド見学(駐車場〜展望台の往復約3km) |
| 14:00以降 | ページ市街またはラスベガスへ移動 |
私はこのスケジュールで2スポットをスムーズに回れました。午前中にキャニオンXを済ませ、昼にホースシューベンドで絶景を見る流れはとても快適です。
ホースシューベンドは午後の日差しが強烈なので、帽子・サングラス・水は必須。詳しくはグランドサークル旅行記で紹介しています。
持ち物・注意事項
持ち物チェックリスト
- スニーカー以上の歩きやすい靴(サンダル・ヒールは不可)
- 水(500ml以上):砂漠の熱気の中を歩きます
- 日焼け止め・帽子・サングラス:移動中・ホースシューベンドで特に必要
- カメラ・スマートフォン:三脚はキャニオンXなら標準ツアーでも基本OKですが、事前に確認を
- バウチャー(KlookのQRコードをスクリーンショットで保存しておくと安心)
注意事項
- ツアーオフィスには10〜15分前に到着しましょう。受け付けに時間がかかることがあります
- 砂が多い環境です。カメラレンズやバッグの隙間への砂の侵入に注意
- 英語のガイドツアーですが、見て楽しむ内容なので英語力は不要です
- Navajo Park Permit(入園料)がツアー料金に含まれているか確認しておきましょう
- マスク着用などの現地ルールは変更される可能性があります。最新情報は公式サイトや予約ページでご確認ください
どのエリアを選ぶべきか?読者タイプ別おすすめ
| あなたのタイプ | おすすめエリア | 理由 |
|---|---|---|
| 「光のビームを絶対見たい」 | アッパー(ビーム時間帯) | 5〜9月昼、$120〜。数ヶ月前予約必須 |
| 「有名な場所に行きたい」 | アッパー(通常) | 最も知名度が高い。$93〜 |
| 「独特な地形体験をしたい」 | ロウワー | 地下へ降りる冒険感。$50〜 |
| 「混雑を避けてゆっくり撮影したい」 | キャニオンX | 穴場。料金最安・直前予約OK |
| 「コスパ重視・初めてのスロットキャニオン」 | キャニオンX | 2セクションで見ごたえ十分 |
| 「旅程が直前まで確定しない」 | キャニオンX | 数日前でも予約が取りやすい |
「アッパーの光のビームにこだわりがない」「混雑は苦手」「コスパを重視したい」という方には、私も体験したキャニオンXを自信を持っておすすめします。
まとめ
アンテロープキャニオンは3エリアそれぞれに魅力があり、目的と予算によって選ぶエリアが変わります。
- 光のビームを見たい → 5〜9月正午のアッパーを早めに予約
- 混雑を避けてコスパ重視 → キャニオンX一択
- 地下へ降りる冒険感を体験したい → ロウワー
私が選んだキャニオンXは、混雑が少なく・料金が安く・歩ける距離が最も長い「コスパ最強のアンテロープキャニオン体験」でした。事前の期待を大きく超える絶景に感動し、「これを選んで正解だった」と心から思えるツアーです。
旅程や予算に合わせてエリアを選び、ぜひアリゾナの大地で作られた奇跡の造形を楽しんできてください。
