「ノートPCのUSB-Cが1本しかない。充電しながら外部ディスプレイも繋ぎたいし、マウスもキーボードも接続したい……」
テレワークをしていると、こういった悩みは尽きませんよね。特にエンジニア職だと、コーディング画面とブラウザ・ターミナルを別々のモニターに表示したい、という需要が強く、デュアルモニター環境はもはや必須といっても過言ではありません。
しかし、ドッキングステーションとなると2〜3万円以上するものも多く、「手軽に揃えたい」という人にはハードルが高い。
そこで注目したいのが、Anker USB-C ハブ(7-in-1, Dual Display)です。税込¥4,990というコストパフォーマンスで、HDMI×2・USB-A×4・PD 100Wという構成を実現した本製品。
この記事では、スペック・ユーザーの声・macOSでの注意点・競合製品との比較まで、テレワーカーに役立つ情報を丁寧にまとめました。購入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
スペック詳細|7つのポートを1台に集約

まずは基本スペックを整理します。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 型番 | A83740A2 |
| 価格 | ¥4,990(税込) |
| ポート構成 | HDMI × 2、USB-A(10Gbps)× 1、USB-A(480Mbps)× 3、USB-C PD × 1 |
| HDMI出力(1台) | 最大4K 30Hz |
| HDMI出力(2台同時) | 最大1080p 60Hz |
| USB PD入力 | 最大100W |
| 本体サイズ | 約114 × 54 × 17mm |
| 重量 | 約96g |
| 発売時期 | 2024年8月 |
ポイント
HDMI 2ポート搭載でデュアルディスプレイが可能
この価格帯でHDMIが2本あるのは珍しく、他のUSB-Cハブとの大きな差別化ポイントです。ただし、2台同時接続時は最大1080p 60Hzに制限されます。フルHDモニターを2台使う分には問題ありませんが、4Kモニターをデュアルで使いたい場合は上位モデルの検討が必要です。
USB PD 100W対応で充電しながら使える
ノートPCへの充電(最大100W入力)をしながら、全ポートを同時に使えます。テレワーク中に「充電が切れた」「ポートが足りない」というストレスを一気に解消してくれます。
コンパクトで持ち運びに優れる
重量約96g、サイズも名刺2枚分ほどのスリムなデザインです。週に数日出社するようなハイブリッド勤務の方でも、バッグに入れて持ち運ぶ負担がほとんどありません。
Windows環境でのデュアルモニター構築

本製品の最大の強みは、Windows環境でのデュアル拡張ディスプレイ対応です。
Windowsノートに本ハブを接続し、HDMI×2で外部モニターを2台繋げば、ノートPC画面+外部モニター×2の合計3画面マルチディスプレイ環境が完成します。USB-Cポートが1つしかないモバイルノートPCでも、このハブ1台でデュアルモニターを実現できる点は非常に実用的です。
ユーザーからは次のような声が寄せられています。
「ノートPC+追加モニター3台構成で購入。USB-CポートをさらにHDMIで分岐してマルチディスプレイが設置できた」(Amazonレビューより)
「メタリックな筐体でつくりはちゃんとしており、各端子もちょうど良いフィット感」(Amazonレビューより)
品質面でも安心感があるという評判が多く、Ankerブランドならではの信頼感は健在と言えるでしょう。
テレワーク中のエンジニアなら、たとえば以下のような構成がすぐに組めます。
- メインモニター:コーディング・ターミナル
- サブモニター:ブラウザ・ドキュメント・Slack
- ノートPC画面:Zoomや作業メモ
これだけの環境が¥4,990で揃うのは、コストパフォーマンスとして非常に優秀です。
macOSでの制限について
ここは非常に重要な点なのがmacOSでの制限についてです。macOSでは、この製品をデュアル拡張ディスプレイとして使用できません。
本製品をmacOSで2台目のHDMIポートに繋ぐと、「ミラーモード」(両モニターに同じ画面が映る状態)にしかならず、独立した拡張デスクトップとして使えません。
この点について、ユーザーからも「macOSでは拡張ディスプレイがミラーモードのみとなる大きな制限がある」という声が上がっています。
MacBookユーザーへのアドバイス
- macOSでデュアル拡張ディスプレイを実現したい場合は、DisplayLink対応のドッキングステーション(例:CalDigit TS4、OWC Thunderbolt Dock など)を選ぶ必要があります
- 本製品はWindowsノートPC専用と割り切って検討するのが正解です
- MacBookでシングルディスプレイ+USB拡張目的なら、本製品でも問題なく使えます
MacBookユーザーの方は、購入前にこの点を必ずご確認ください。
実際に使って良かった点
実際に数週間使い続けて感じたメリットを共有します。

ケーブル1本でデスクが劇的にスッキリする
以前はモニターケーブル2本+充電ケーブル+USBハブとコードが散乱していましたが、このハブを導入してからはノートPCへの接続がUSB-C 1本だけになりました。
デスクに置くものが減り、作業スペースが広がったのは想定以上の恩恵でした。
USB-Aポートが4つあるのは地味に助かる
- キーボード
- マウス
- 外付けSSD
- Webカメラ
これだけ接続してもポートが埋まりません。一般的なUSBハブは2〜3ポートが多いので、4ポートあるのは便利さを実感します。
発熱が少なく、長時間使っても安心
デュアルモニター接続+USB周辺機器フル接続の状態で1日8時間ほど使っていますが、本体が「熱い」と感じたことはありません。メタリックな筐体が放熱材の役割を果たしているようです。
プラスチック製の安価なハブで熱暴走した経験がある方には、この点だけでも乗り換える価値があると思います。
PD充電しながら全ポートを使える
USB-C PDポートでノートPCを充電しながら、残り6ポートをフルに使えます。充電しながら使うと動作が不安定になる製品も存在しますが、このハブはそういった問題は今のところ発生していません。
¥4,990という価格でこの安定感は優秀
デュアルモニター対応のUSBハブは高価なものが多く、CalDigit TS4などは2万円以上します。もちろん機能の差はありますが、「Windowsでフルモニターを2枚繋げる」という目的に限れば、このハブで十分すぎます。
テレワーク環境を整えるコスパ最強の選択肢の一つだと感じています。
気になる点・デメリット
正直なレビューとして、デメリットもまとめておきます。

デュアル接続時に解像度が落ちる
HDMI 2台同時使用時の最大解像度は1080p 60Hzです。現在4Kモニターを使っている方や、将来的に4K環境に移行したい方には物足りなさを感じるかもしれません。4K対応が必要な場合は、後述する上位モデルのAnker 343が候補になります。
有線LAN・SDカードスロットが非搭載
本製品には、有線LANポートもSDカードスロットもありません。テレワーク中に有線LANで安定した通信を確保したい方や、カメラで撮影した写真をよく取り込む方には不便に感じる場面があります。これらが必要であれば、ポート数が多いドッキングステーション系の製品が適しています。
macOS(Appleシリコン)非対応(デュアル拡張)
前述の通り、MacBookでのデュアル拡張ディスプレイは実現できません。MacBookユーザーの方はご注意ください。
競合製品との比較|どれを選ぶべきか
本製品の立ち位置を競合と比べて整理しました。
| 商品 | 価格 | デュアルHDMI解像度 | USB PD | 特記事項 |
|---|---|---|---|---|
| Anker A83740A2(本製品) | ¥4,990 | 最大1080p 60Hz | 100W | 低価格・コンパクト |
| Anker 343(7-in-1, Dual 4K HDMI) | ¥8,990 | デュアル4K 30Hz | 100W | 4K解像度対応・上位モデル |
| Anker 552(9-in-1) | 約¥8,000〜 | シングル4K 60Hz | 85W出力 | SDカード・有線LAN付き |
| j5create JCA374 | 約¥6,000〜 | デュアル対応 | 対応 | 競合類似モデル |
| Belkin CONNECT Pro 12-in-1 | 約¥25,000〜 | デュアル4K | 100W | 有線LAN付き・高品質 |
| CalDigit TS4 | 約¥60,000 | Thunderbolt 4対応 | 98W | プロ向け最高クラス |
本製品を選ぶべき人: 「とにかくコストを抑えてデュアルモニター環境を作りたい」「フルHD(1080p)で十分」「Windowsノートを使っている」という方。
Anker 343を選ぶべき人: 「4Kモニター2台で使いたい」「多少高くても解像度は妥協したくない」という方。価格差は¥4,000ですが、デュアル4K 30Hzに対応します。
Anker 552を選ぶべき人: 「有線LANやSDカードも必要」「外部ディスプレイは1台でOK」という方。
こんな人におすすめ・向いていない人
おすすめな人
- Windowsノートを使うテレワークエンジニアで、デュアルモニター環境を低コストで構築したい方
- USB-Cポートが1〜2本しかないノートPCに、HDMI出力・USB拡張・給電機能をまとめて追加したい方
- フルHD(1080p)のモニターを2台使っていて、追加費用を最小限に抑えたい方
- Ankerブランドの品質と保証を信頼している方(18〜24ヶ月保証は安心材料)
- コンパクトさを重視し、持ち運びも視野に入れているハイブリッド勤務者
向いていない人
- MacBook(Appleシリコン)でデュアル拡張ディスプレイを使いたい方(ミラーモードのみ)
- 4Kモニターをデュアルで使いたい方(解像度が1080pに制限される)
- 有線LANや SDカードスロットが必須の方
- 多数の周辺機器をまとめて一元管理したい方(ポート数が多いドッキングステーションが向いている)
まとめ|¥4,990でWindowsエンジニアのテレワーク環境が変わる

Anker USB-C ハブ(7-in-1, Dual Display) は、「Windowsノートでデュアルモニター環境を低コストで構築したい」というテレワーカーに最適な一台です。
¥4,990という価格でHDMI×2・USB-A×4・100W PD充電を実現しており、コストパフォーマンスの面では群を抜いています。
ただし、macOSでのデュアル拡張ディスプレイは非対応という制限は無視できません。MacBookユーザーの方は必ずご注意ください。また、有線LANやSDカードスロットが必要な場合は、Anker 552などポート構成の異なる製品が適しています。
自分の使用環境(OS・モニター解像度・必要なポート)をしっかり確認した上で選べば、本製品は「テレワーク環境のコスパ最強ハブ」として十分に活躍してくれるはずです。Windowsノートをメインに使うエンジニアの方には、自信を持っておすすめできる一品です。
