近年、注目されているノイズキャンセリング機能 (ANC) 搭載のイヤホン。様々なメーカーが販売していますが、どれも価格が高くてなかなか手が出しづらいという欠点があります。
そこでおすすめなのが、『Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro』です。
本商品は、約1万円という価格でありながらAnker初のANC搭載機種となっています。なんと、ANCの性能は約3万円のAirPods Proにも匹敵するとか…
イヤホン本体は約5gと軽量ですが最長7時間(ケース使用時:最大26時間)再生可能という高いバッテリー性能を持っています。
Soundcoreアプリと連携すれば、イコライザーを調整して好みの音で楽しんだり、HearIDにより自分の耳の形に適した音を設定してくれます。
そこで本記事では、Anker Soundcore Liberty Air 2 Proのレビューについて書いています。安価でノイキャン搭載のフルワイヤレスイヤホンをお探しの方は必見です。
Soundcore Liberty Air 2 Pro の仕様
Anker Soundcore Liberty Air 2 Proのスペックは以下の通りです。
スペック | |
---|---|
通常価格 | 12,980円 |
評価 (レビュー数) | ★4.5(11,995) |
カラー | ブラック、ホワイト、ネイビー、ピンク |
再生可能時間 | イヤホン本体:最大7時間 充電ケース使用時:最大26時間 |
充電時間 | イヤホン本体:約1時間 充電ケース:約1.5時間 |
充電端子 | USB Type-C |
重さ | イヤホン本体:約5g 充電ケース込み:約62g |
通信方法 | Bluetooth5.0 |
防水規格 | IPX4 (様々な方向からの水の飛沫に対して保護) |
Anker Soundcore Liberty Air 2 ProはAmazonにて¥12,980で販売されています。
本製品の特徴
- ウルトラノイズキャンセリング機能搭載、音楽への没入感が高まります。
- ノイズリダクション機能により、クリアなハンズフリー通話が可能です。
- イヤホン本体で最大7時間、充電ケース使用時で最大26時間の高いバッテリー性能
- イヤホン本体は約5gと軽量(充電ケース含めて約62g)
- Soundcoreアプリにより、好みの音にカスタマイズが可能です。
- 9種類のイヤーチップと装着テストにより、様々な耳のサイズにフィットします。
Soundcore Liberty Air 2 Proの外観
商品が届いたので早速開封していきます。
小さいフルワイヤレスイヤホンにしてはかなり特大サイズの箱が届きました。
スポーツ用イヤホンSoundcore Spirit X2の時も箱は非常に大きかったので、Anker製品は箱が大きいのかも…
箱の蓋を開けると本体がプラスチック製のシート越しに現れます。
製品本体がしっかりと保護されているため、Anker製品の箱は非常に信頼できます。
本体の下側には付属品が収納してありました。
本製品の付属品
- 9種類のイヤーチップ
- USB Type-Cケーブル
- 説明書
- 製品保証書
XXXSからLまで9種類のサイズのイヤーピースが付属しており、自分の耳にあったサイズのイヤーピースを選ぶことで抜群のフィット感が得られます。デフォルトでMサイズが装着されています。
イヤーチップにより密閉感を高めることで、最適なノイズキャンセリング効果と音質を得られます。
説明書は日本語でわかりやすく書かれており、開封後すぐに使い始めることが可能です。また、さらに詳しい使い方はこちらの取扱説明書で説明されています。
イヤホン本体
本体を箱から取り出してみました。本体・ケースともに非常に軽量コンパクトな設計で、第一印象としては非常に使いやすそうに感じました。
ケースの蓋は上に開くタイプではなく、スライドして開けるタイプであり、スムーズに動くためイヤホン本体を簡単に取出し/収納することができます。
ケースのサイズは6.18 x 5.95 x 2.97 cmで、成人男性の手のひらよりも一回り小さいサイズとなっています。
コンパクトすぎて紛失しやすそう…笑
イヤホン本体のデザインは非常にシンプルで、物理ボタンは見当たりません。一方で、本体側面にはタッチセンサーを搭載しているため、タッチすることで様々な操作を行えます。
本製品の重さを実際に測ってみると、充電ケース込みで約61g、イヤホン本体で約5gという結果になりました。
分かりやすい例を挙げると、AirPods Proは充電ケース込みで約55g、イヤホン本体が約5.4gだったので、本製品がそれほど軽いというわけではなさそうです。
Soundcoreアプリ操作
Soundcore Liberty Air 2 ProはAnker社が提供する『Soundcore』アプリと連携することで様々な機能を使用することができます。アプリでできることは主に以下4点です。
Soundcoreアプリでできること
- モード設定
- イヤーチップ装着テスト
- HearID&イコライザー設定
- コントロール設定
モード設定
モード選択では「ノイズキャンセリングモード」「外音取り込みモード」「標準モード」を切り替えることができます。
ノイズキャンセリングモードでは交通機関・屋内・屋外・カスタムの中から、外音取り込みモードでは全ての外音・音声フォーカスから選んで設定することができます。
イヤーチップ装着テスト
イヤーチップ装着テストでは、イヤーチップのサイズが使用者の耳に合っているかどうかをテストすることができます。
装着テストはなんらかの音から密着感をテストしているようで、周囲が静かな場で行う必要があります。テストは数秒間で終了します。
テストが終了するとテスト結果が左右別に表示されます。『最適な密閉感』と表示されていれば問題ありません。
サイズが合っていない場合は「装着位置の調整または異なるイヤーチップが必要です」と表示されます。
HearID&イコライザー
Soundcoreアプリではイコライザーにより、自分好みの音に設定することができます。
自分でカスタムできることはもちろん、22種類ものパターンやグラミー賞プロデューサーによるイコライザー設定が多数用意されています。
また、前述のイコライザーとは別に、音を適切に調節してくれるHearIDという機能を搭載しています。
Hear IDでは、複数の周波数帯で個人の聴覚感度を計測し、それに合わせてイコライザーを調節してくれます。これにより自分の耳にピッタリな音で楽しむことが可能です。
テストは聴覚検査のようなものでした。
HearIDの計測が終了すると写真のように計測結果が表示されます。おそらく低音域・中音域・高音域の音の聞こえやすさを計測したようです。
この計測結果を元にイヤホンをパーソナライズすれば、音質が向上し最高の音で音楽を楽しめること間違いなしです。
コントロール設定
コントロール設定では、イヤホン本体への6種類のタッチ操作に対して7種類のアクションを設定することができます。
- 右をシングルタップ
- 左をシングルタップ
- 右をダブルタップ
- 左をダブルタップ
- 右を2秒間長押し
- 左を2秒間長押し
音楽再生における基本的な操作をカスタマイズすることができます。これらを使うことでスマホを取り出さずに操作することが可能になるので非常に便利です。
Soundcore Liberty Air 2 Proのレビュー
開封後、数日間Anker Soundcore Liberty Air 2 Proを使用してみました。使用中に感じたことについてまとめていきます。
音質
音質は非常に良いと感じました。専門家ではないので詳しくは語れませんが、クリアな高音・迫力ある低音を楽しむことができます。
また、HearIDやイコライザーのカスタマイズにより、自分好みの音で音楽を楽しむことができる点が非常に優れています。
音質もAirPods Proに劣らず、約1万円のフルワイヤレスイヤホンとしては十分に満足のできる音質となっておりました。
ノイズキャンセリング機能
Soundcore Liberty Air 2 Proには完成度の高いノイズキャンセリング機能が搭載されていました。
作業中の周囲の音が気になっていたのですが、本製品の使用により周囲の音があまり気にならないくらいノイキャンが仕事をしてくれます。
ノイキャンモードは静寂な空間を提供してくれるので、作業効率の向上に繋がっています。性能は確かにAirPods Proに負けていないと感じました。
また、外音取り込み機能も搭載しており、イヤホンを耳に装着したままでもクリアに会話をすることができます。
装着感
イヤーチップが9種類も付属しており、自分の耳にあったサイズを選ぶことで抜群のフィット感が得られます。イヤーチップのサイズが合っているかは、前述の通りアプリでテストすることが可能です。
しばらく使用していますが、フィット感が高いため、不意に耳から落ちそうになることはほとんどありません。
ただし、激しい運動は厳しいかな…
一方で、本製品に付属しているイヤーチップは外れやすいという声も少なからずあるそうです。
そんな方にはfinal TYPE Eという交換用イヤーピースがおすすめです。Soundcore Liberty Air 2 Pro対応のイヤーピースであり、これによりフィット感や音質が向上する効果が得られるようです。
バッテリー
バッテリーの持ちはそこそこ良いと感じました。毎日2,3時間程度使用する生活をしている私からすると、充電は体感で1週間に1回くらいで済みます。
AirPods Proが最大24時間、Soundcore Life P3が最大35時間なので、本製品の最大26時間は特別長いわけではありませんが、十分なバッテリー容量です。
また、充電が0になっても約1.5時間でフル充電することができる点も非常にGOODです。
◆総合評価◆
以上を総合的に評価すると、Soundcore Liberty Air 2 Proは約1万円で高性能なANCを搭載した完成度の高いフルワイヤレスイヤホンです。
約1万円と比較的低価格ですが、AirPods Proと同レベルのノイズキャンセリング機能を持っています。また、アプリを通して音の調整が可能で、自分好みの音で音楽を楽しむことができました。
音質は非常に良く、オーディオに詳しくない方であれば満足できると思います。バッテリーの持ちもそこそこ良く、頻繁に充電する必要がない点においても優れていました。
低予算でノイキャン搭載イヤホンをお探しの方には非常におすすめです。
Ankerの他モデルとの比較
Ankerのフルワイヤレスイヤホンには様々なモデルが存在します。類似モデルのスペックの比較表は以下の通りです。
製品名 | Soundcore Liberty Air 2 Pro | Soundcore Liberty 3 Pro | Soundcore Life P3 | Soundcore Life A2 NC |
Amazon価格 | ¥12,980 | ¥19,800 | ¥8,990 | ¥9,990 |
評価 (レビュー数) | ★4.5(11,996) | ★4.2(290) | ★4.4(4,414) | ★4.3(6,993) |
再生可能時間 | 最大26時間 | 最大32時間 | 最大35時間 | 最大35時間 |
充電端子 | USB Type-C / ワイヤレス充電 | USB Type-C / ワイヤレス充電 | USB Type-C / ワイヤレス充電 | USB Type-C |
ANC搭載 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Soundcoreアプリ対応 | ○ | ○ | ○ | ○ |
イコライザー機能 | プリセット / HearID 2.0 | プリセット / HearID 2.0 | プリセット | プリセット |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC | SBC / AAC |
ドライバーサイズ | 11mm | 11mm | 11mm | 11mm |
防水規格 | IPX4 | IPX4 | IPX5 | IPX5 |
重さ | 約62g | 約59g | 約60g | 約67g |
Soundcore Liberty 3 Proは、進化したウルトラノイズキャンセリング 2.0を搭載したモデルとなっています。
Soundcore Life P3は、ANCを搭載した比較的安価なフルワイヤレスイヤホンです。
Soundcore Life A2 NCは、最大35時間の長時間再生が可能で、防水規格がIPX5と高いモデルです。
- 高いノイズキャンセリング機能が欲しい方にはSoundcore Liberty 3 Proがおすすめです。
- 安価でANC搭載モデルをお求めの方にはSoundcore Life P3がおすすめです。
結論:Soundcore Life Q10は買い!
以上、Anker Soundcore Liberty Air 2 Proのレビューのご紹介でした。
本製品は約1万円と比較的低価格ですが、AirPods Proと同レベルのノイズキャンセリング機能を持っていました。音質は非常に良く、バッテリーの持ちもそこそこ良く、満足できる完成度となっておりました。
また、アプリを通して音の調整やHearID、イヤーチップ装着テストは優れており、使用者にマッチする先進のフルワイヤレスイヤホンでした。
約1万円でAirPods Pro並みのノイズキャンセリングを楽しめる非常におすすめのイヤホンです。気になる方は是非チェックしてみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。